金目川水系2級河川・大根川(おおねがわ)を歩く

大根川の源流に近い秦野市南矢名瓜生野に住んでから30年をこえた。
今は、川と呼べるように整備され、川もきれいになってきたが、私がはじめて『大根川』を意識したのは、娘が小学生の頃に大根川の清掃に参加する、と聞いたときだった。
その頃、小田急線東海大学前駅近くを流れる大根川はゴミと生活排水でとにかく穢かった。まさか2級河川とは思いもしなかった。最近になって、大根川は少しずつ、きれいになってきた。去る2月4日(日)に、東海大学で開催された『湘南里川づくりフォーラム2018』に参加した。川をきれいにして市民の生活に溶け込ませる大切さと実践事例が紹介された。、ふと、身近な大根川を歩いてみたくなった。

歩く前に大根川をインターネットで検索してみた。

☆Wikipedia(ウィキペディア)より抜粋
大根川(おおねがわ)は、神奈川県の主に秦野市を流れる金目川水系の二級河川。
神奈川県秦野市南矢名にある権現山の東斜面(標高約100m)に源を発し東に流れる。平塚市との境界付近で善波川を合わせ、平塚市岡崎で鈴川に合流する。
中流部はコンクリート護岸の典型的な都市小河川である。東海大学前駅を過ぎた秦野平塚市境付近では、水はけの悪い低湿地となっていて、特に鶴巻地区では過去に何度も水害を繰り返した。現在、平塚市と秦野市との境を流れる部分では区画整理事業が行われている。善波川との合流点に鶴巻ポンプ場が設置されている。


早速、好天の中、歩きを開始する。。

弘法山・権現山、鶴巻あじさい散歩道、金目川サイクリングコースという馴染みのスポットを、大根川を主人公として、早速、源流らしきところから歩いてみることにした。

(1)源流付近
桜の名所弘法山(写真左))に隣り合う権現山東側に大根川の源流(写真中央)がある。
弘法大師に縁のある龍法寺(写真右)近くから川が突然始まる。
川底に少しだけ水が流れている。


(1)弘法山権現山
 

(1)源流
 
 
(1)龍法寺
(2)住宅地を縫う
大根川は南矢名瓜生野地区からオレンジヒル、東映団地などの住宅街を縫うようにゆるりと流れている。この辺りまでは水も浅く、川の風情というには感じない。
やがて住宅地を抜けて商店街が近くの安東橋(あんどうばし)に至ると川幅も広くなる。橋の右手の坂を上がると、人気スポットである天然温泉『さざんか』(写真右)がある。
この温泉は、登山・ハイキング帰りや東海大学の学生さんにも愛されているようだ。

 
(2)ひので橋

 
(2)天然温泉さざんか

   
(3)小田急・東海大学前駅商店街に差し掛かる
駅前商店街の人通りの多い暘橋(ひのでばし)辺りからようやく2級河川の風情になる。
このあたりは残念ながら、川の中にゴミが目立つが、以前からは格段に良くなっている。
鯉(コイ)の群れ、コガモたちの遊ぶ姿が可愛い。(写真中央と右)
暘橋(ひのでばし)の右に曲がると、県道613号曽屋鶴巻線。さらに、横断歩道を渡ると平塚市真田地区。住宅建築と商業地域として大変貌中で、秦野市民にも嬉しい。

  
 
 
(3)東海大学目駅市街地

 
(3)ひので橋と鯉の群れ

 
(3)ひので橋とコガモ

 
(4)大根(おおね)公園に至る
暘橋(ひのでばし)を大根川に沿って進み、道路を渡りまっすぐ歩くと、川の左側に秦野市立大根公園がある。子ども遊び場、ランニングコース、プール、グランドなど、市民の憩いの場、スポールの場となっている。
川を挟んで、右側は真田地区の住宅と商業施設で開発が進んでいる新しい街である。
やがて真田橋(さなだばし)(写真右)に至る。

 
 
 
(4)大根公園

 
(4)大根公園と大根川

 
(4)真田橋人道橋

 
(5)善波川(ぜんばがわ)と合流
真田橋(さなだばし)を渡ってから、川の土手を散歩する。川の左側を進むと、善波川あじさいロード(鶴巻アジサイ散歩道、写真中央は春の風景)がある。
そのまま進むと大根川ポンプ場が(写真右)あり、善波川(ぜんばがわ)に通じる。アジサイの季節は多くの市民でにぎわう散歩コースである。
ポンプ場付近は大根川と善波川が合流する。大雨のとき、真っ先に洪水警報が発令される場所であり、現在、河川整備が進んでいる。

 
 
 
(5)大根川あじさいの会


(5)あじさいロード(春)

 

 

(5)大根川ポンプ場

 
(5)水門

   
(6)大根川の終点。鈴川、さらに金目川にも合流
真田橋(さなだばし)を渡って、未整備の川の右側の土手をしばらく歩くと、やがて県道63号相模原大磯線の大畑橋(おおはたばし)に至る。
この橋付近で、大根川は終点となり、伊勢原方面からの鈴川(すずかわ)と合流。
大畑橋を横切ると、鈴川に沿って、金目川サイクリングコースの起点となる。
サイクリングコースをさらに進むと、平塚大橋(ひらつかおおはし)付近で、鈴川は金目川に合流する。その先には、相模湾を一望する青い景色が待っている。

 
 
 
(6)鈴川大畑橋

 
(6)サイクリングコース案内

 
(6)鈴川・船橋

 
最後に。
大根川を歩いてみて、その長さ(5.2km)に驚いた。一部、ゴミと川の汚れの目立つ箇所があったけど、随分、普通の良い川に戻りつつあったのが嬉しい。
いつの頃からか川は人を拒否し、人が川を恐れるようになったが、人も鳥も魚も植物も川と共生できるのが自然な姿に違いない。大根公園に寄り添う大根川により、思いがけず、素敵な大根川散歩コースを発見できたのが嬉しい。



 
 


2018年2月5日(月) 金目川水系流域ネットワーク会員 吉田和史